青葉公園 学校
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物干し 釣り竿
メガネザル メガネ屋さん
「ほら、この言葉の左側の仲間って事は、
同じ特徴のある言葉っていう意味だと思うんだ」
「同じ特徴?」
みずほちゃんは う〜ん と考えた。
「ほら、分かんない?」
僕は分かりやすい様に、地面に書いて見せた。
「ほら、こうすると、分かりやすいでしょ?
青葉公園は、青葉と公園。
沖縄は沖と縄、鹿児島は籠と島。
物干しは物と星、メガネザルは眼鏡とザル」
「そうか!言葉が二つの言葉に分かれるのね!」
やっと分かったと言う様に、
みずほちゃんが手をたたいた。
「そうだよ!って事は、公園の中で当てはまる場所は?」
「水と海で、湖ね」
「その通り!!」
僕らはまた、勢いよく走り出して、
二人で湖の周りを、探し回った。
でも、なかなか帽子は見つからない。
「ねぇ、貴博くん、あそこまだ見てないよね」
みずほちゃんが、岸に止まっている
ボートを指差した。
そう言えば、まだ探してなかったな。
僕らはボートの中を、覗きこんだ。
でも、そこにはやっぱり帽子は無くって、
代わりに、また、一枚のメモが置いてあった.
そして、そのメモには こう書いてあった。
『かやいくあげもなあく』
ヒントは貴博とみずほの家
また、何かの暗号みたいだな・・・
「ねぇ、貴博くん、わかる?」
みずほちゃんも、考える様に、メモを覗きこむ。
「う〜ん。さっきのとは、ちょっと違う感じだね」
僕はまた、考え込む。
ヒントは僕らの家?
その時、今度はみずほちゃんが
僕の手を取って、立ちあがった。
「ねぇ、行ってみようよ」
「どこに?」