3日目 午前0時丁度。
第2ステージがスタートした。
昨日と同じく、外の時計塔の鐘の音と共に、屋敷中の時計の鐘も一斉に鳴り出した。
そして、屋敷の時計の鐘は、2回で一斉に鳴り止んだ。
外の時計塔の鐘の音だけが、正確に12回、鐘を鳴らしている。
やっぱりそうだ!!昨日とは違う。
篠田はひとつも聞き漏らさないように、しっかりと鐘の鳴った時刻と回数を書きとめた。
また1日が過ぎ、日付が変わり、4日目の午前1時が音もなく訪れた。
第2ステージ終了。
第2ステージの結果はこうだ。
第2ステージ 午前 0時スタート
午前 0時・ 2回
午前 1時・15回
午前 8時・16回
午前10時・ 7回
午後 1時・ 5回
午後 5時・17回
そして、翌日 午前 1時 第2ステージ終了
篠田はまた考え込んでしまった。
昨日とはまったく違う時間にまったく違う回数鐘を鳴らした時計・・・
でも、この何処かにきっと、関連や規則性があるはずなのだ。
それは分かっているのだが、まったく分からない・・・
そこに今日も、メイドが紅茶を持って入ってきた。
今日はどんな質問をしようかと考えていると、メイドは意外なことを言った。
「お疲れ様でした。第2ステージ終了です。今日はヒントは差し上げられません。美味しい紅茶をご用意していますので一休みなさって下さい」
ヒントがもらえないのは計算外だった。
メイドはその後、篠田が何を言っても返事をせず、てきぱきと紅茶の用意を済ませて部屋を出ていった。
篠田は考えながら自分の部屋に戻ると、ベッドに横になった。
考え事をしているうちに、急に睡魔が襲ってくる。
なんだかんだいっても、25時間一睡もしていないのだ。
篠田はそのまま眠りに落ちていった・・・
☆第3ステージへ☆
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