暗 号 解 読 の 手 が か り



 
**手がかりその1**
 篠田はまず、各ステージが『午前0時から翌午前1時』までだった事について説明した。
 ぷりこが何度も「とにかくスタートは0時」だと念を押したのも、ヒントになっていたのだ。
 数えて見れば分かるが、『午前0時から翌午前1時』の間に鐘が鳴る回数は(鐘が鳴る機会があったという意味で、鳴ったかどうかは別問題である)25回と考えがちだが、実際は26回だ。
 そこで、考えて見よう。隠し場所を示しているということは、暗号を解いたその答えは、数字とか文字とかである可能性が高い。
 鐘が26回鳴る。そしてその26回の組み合わせで言葉を作るといえば・・・?
 
 そうだ!
 
アルファベットだ!!
 最初に鐘が鳴る『午前0時』を”A”・『午前1時』を”B”・・・
 この調子で当てはめていくと、『翌午前1時』は”Z”だ。


 各ステージの終了が中途半端な『翌午前1時』だったのにはちゃんとこう言う意味があったのだ。

**手がかりその2**
 次に、一番の謎である不自然な鐘の回数についてだが、まずは3つのステージの鐘のなった回数を全部見て見よう。

  第1ステージ      午前 0時・18回(?)
               午前 4時・ 4回
               午前 7時・19回
               午前10時・ 9回
               午後 2時・14回
               午後 7時・13回
                午後 8時・10回
 
   第2ステージ    午前 0時・ 2回
               午前 1時・15回
               午前 8時・16回
               午前10時・ 7回
               午後 1時・ 5回
               午後 5時・17回

   第3ステージ    午前 0時・ 8回
               午前 4時・20回
               午前 8時・12回
               午後 1時・ 3回
               午後 2時・ 6回
               午後 6時・11回
              翌午前 0時・ 1回
  

 屋敷の時計が鐘を鳴らしたのは、第1ステージで7回、第2ステージで6回、第3ステージで7回の、計20回だ。
 ここでは時間は置いておいて、回数だけを見て、何か気付いた事はないか?
 鐘が時を刻んだ20回の中で、実際に時計が鐘を鳴らした回数は時間とは関係なくバラバラに見える。
 しかし、その中に、何か規則性と言えるものがないか?

 そうだ!
 
時計が実際に鐘を鳴らした回数は、1回〜20回がそれぞれ一度ずつだ。
 分かりやすく言うと、この3ステージ、合計20回の間に、1〜20の数字が順不同に組み込まれているのだ!
 だったら、このバラバラの1〜20の数字を順番通りに並べてみれば、どうなるだろうか?


 あとは、自分の考えを信じて、暗号を解くだけだ。
 **手がかりその1**にしたがって、鐘が鳴った時間を置き換え、**手がかりその2**にしたがって並べ変えて見ると・・・?


      さあ、手がかりは出揃いました。
       『もうちょっと自分で解いてみたい』って言うあなた!
       ヒントはここまで!
       良く考えてから次のページへ進んでください。
       次のページではいよいよ宝の隠し場所が明らかになりますよ。



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